この日本サイトのためのオリジナルインタビュー - 2006年12月

「日本のファンのみんなへ、このサイトでQ&Aをやろう!」というEduからの有難い提案により行われたこのインタビュー。サイト上で質問を募集したのですが、送信してくださった皆様、どうもありがとうございます。15個という制限があったので、残念ながら全てを取り入れることは出来ませんでした。ごめんなさい。頂いた中から、雑誌やラジオなど、他の場所で既に話されているような事は除いて取り上げてみたので、独自性のある、日本ならではの内容になったのではないかと思います。
「みんなが楽しんでくれると良いのだけれど!」と言って、15個全てにきちんと答えてくれたEduに感謝します。

Q1: ANGRAのニューアルバム(Aurora Consurgens)には、ANGRAの作品の中では初めて、あなたによる歌詞(The Course of Nature)がありますが、作詞の過程はどうでしたか?Almahでの詞に比べ、より複雑だと思いました。

A1: うん、ANGRAとしては初めてだったんだよね。僕はいつも沢山の詞を書いているけれど、あの詞は、それをバンド内で披露する最初の機会だったんだ。Almahにおいては、ミュージシャンとして、作詞・作曲家として、プロデューサーとして、そしてアレンジャーとして、僕のまた違った一面をみんなに示す事が出来たよね。そしてAurora Consurgensの歌詞はよりヘビーだから、詞の主題は、「無秩序で混沌としたメタル」ということなんだ。

 

Q2: Breaking Tiesを書いたとき、どんな事をイメージしていましたか?

A2: 僕はこの曲のインスト部分を書いて、歌詞はFelipeによるものなんだ。曲を書いたとき、とても繊細で美しく、そして力強くて、とてもエモーショナルなものが良いなと思ったんだ。いつも曲や詞を書くときは、自分の感情をその中に入れるようにしているんだ。

 

Q3: 新作Aurora Consurgensは、重大で真面目なテーマに基づいていて、とても興味深いのですが、同時に、ロックでそういった難しいテーマを表現する必要性が、どこにあるのだろう?、と思ったりもします。もっともそこが、ANGRAが他のバンドとは一線を画す部分のひとつだとは思ってはいるのですが。あなたはどう思いますか?

A3: ANGRAは、同時に幾千もの多数の人々にメッセージを伝えられるチャンスがある、と思うんだ。それはとても強力なことだよね。だからこそ、くだらないこと・役に立たないことなどは語りたくない。もし、僕が人々の心や魂に触れるプレイが出来るのだとしたらね。

 

Q4: 本のAurora Consurgensにある38個の絵を、インターネットで見ました。Temple of Shadowsが聖書に関係しているように、新作の全ての曲は、これらの絵と関係があるのですか?

A4: うん、全ての歌詞はこの本と関連して、精神的混乱を表しているんだ。精神分裂症、気が滅入って落ち込んだ状態、パニック症候群、恐怖や不安、自殺の傾向などというようなね。

 

Q5: Almahのライブはどうでしたか?セットリストが、あなたのキャリアをまとめた様なものですよね。日本でもライブが実現するでしょうか?

A5: 本当のところ、唯一1回だけ、リオデジャネイロで、僅かなファンの中でショーを行っただけなんだ。すごく素晴らしくて、すごく幸せだったよ!もっとAlmahでのツアーをしたかったのだけれど、今はANGRAでのツアーだから、Almahのショーのリハーサルをする時間がないんだ。だけど、すごく日本でプレイしたいよ。
もしかしたら来年、もし日本のファンのみんなが、プロモーター・レコード会社などにAlmahをオリジナル編成で呼ぶように要求すれば、もしかしたら近い将来、可能になるかもしれないよ!

 

Q6: Almahの歌詞のいくつかは、歴史的事実からきていると言っていましたが、どんな本を読んだのですか?

A6: Almahの歌詞は、愛、不安、勇気や希望、裏切り、野心などといった具合に、人間の感情についてで、それら各感情を表現するために、歴史的事実を選んだのだけど、何もそれは古いものである必要性はなかったんだ。ごく最近の出来事だったりもするし、逆に、古代エジプトのファラオ・ツタンカーメンの場合もあったり。彼は若くして裏切られ、暗殺されたので、「Children of Lies」の歌詞では、こういった裏切りについて歌っているんだよ。
僕は普段からよく本を読むのだけれど、(歌詞の)大部分は、インターネットで調べたんだ。

 

Q7: AlmahANGRAとでは、歌うのに違いはありますか? 例えば、気合いの入れ方 などなど。

A7: うん、とても違うね。特にRebirth と Temple of Shadows は、Almahとはとても異なるよ。だけど、Aurora Consurgensでは、よりAlmahに近くなっているよ。ANGRAの曲は全般的に、よりシャープで、高音で、より複雑だ。まるで(ハイレベルの選手が集まる)「オリンピック」みたいだよ、特にライブで歌うのはね。だけど、同時にとても洗練されて、奥が深いんだ。それに対してAlmahは、よりシンプルで、より感情的で、ANGRAに比べよりメランコリックだ。あそこまで玄人的ではないよ。

 

Q8: あなたのステージでのパフォーマンスが好きです。そこで知りたいのですが、例えばブルース・ディッキンソンなど、他のシンガーのパフォーマンスを研究したりしますか? 何故かというと、あなたがプレイ中に「You!」といって客席にマイクを向けて歌わせるとき、ブルースを思い起こさせるのです。

A8: ははは(笑)!どうもありがとう!ブルースは大好きだし、間違いなく色々なボーカリストから影響を受けているよ。だけど僕はいつも、僕自身のスタイルをもつよう努めているんだ。誰のマネもしようとはしていないし、そういった影響は自然なものではあるけれど、自然に生じる僕自身のエッセンスを活かそうと思うよ。      

 

Q9: 歌うのに、その国の気候が左右すると思いますが、気温が低いと歌いにくいですか? Burrn!を読んで、喉のトラブルを知りました。どうか、お体を大事にされて、あなたの素晴らしい歌声を聞かせ続けて欲しいです。 

A9: うん、寒いと歌いにくいね。だけれども、ステージ上は照明のおかげでかなり暑いんだ。寒い時には、普段よりもっと長時間かけて声帯を温めなければならなかったり、ステージに出るにあたり十分注意したりということが必要になるんだ。そうなんだ、僕は声のとても重大な問題を抱えていて、以前の「Edu Falaschi」のようには歌えないのかもしれないと思った。すごく悲しかったよ、だって僕は自分のしていることが大好きだし、歌うことが大好きだ、日本のみんなの前で歌うことも大好きだしね。だから、そういったことが終わってしまうかもしれないと思ったときには、とても悲しかったんだ。ほとんど毎日のように嘆き悲しんでいたよ。そして自分自身に問いかけていたんだ、「なぜ、こんなことが、僕に起こっているのだろう?」とね。やっとTemple of Shadowsのツアーの後に、治療を受けることが出来て、それ以来、100%良くなったんだ。今は普通に歌っているよ、僕の声はパワフルで、ツヤがあるんだ。本当に良かったよ。みんなはもうじきライブでそれを目にするだろうね、ANGRAがBlind Guardianと行う日本ツアーでね。ベストを尽くすよ、そして、全てのファンのみんなは、いつの時も、ベストなEdu Falaschiを観るだろうな!!!

 

Q10: LIVEでの音程や歌い回しは、あえて意識してANGRAとして事前に打ち合せをした上 で、CDと変化させて歌っているのでしょうか? それとも、あまり意識せず、その時のあなたの感情や体調で、その場で歌い方を 変えているのでしょうか?2月の来日時、あなたの素晴らしい低音の声と、アコースティツクギターの音色を 聴けることを楽しみにしています。  

A10: 僕が変えたいなと感じたときに、ごく普通に、自然発生的にそうやって変えているんだよ。ある時にはとても満たされた感じであったり、とても感情的であったりとね!バンドと打ち合わせはしないよ!僕が自分の好きなように歌えるんだ!

 

Q11: いつも力強い歌声を有難う! 質問ですが、よく「日本は特別」という言葉をインタビューで見かけますが、具体的に他の国々と違ってどういうところが「特別」だと思いますか?

A11: 僕は日本が大好きなんだ、日本人の思いやりの心や応援してくれることとかね。日本のファンの皆と話す時も大好きなのだけど、そのとき僕は、日本人の心の中に悪意を感じないからね。日本の長い文化や、人生の哲学も大好きだよ。僕が思うには、日本人は他の民族より精神的に発達している、と思うんだ。他の文明より、より物事に対し良い意味で敏感で繊細、円熟して思慮分別がある、とね。それと、僕の人生は、いつも日本とつながりがあったんだ。子供の頃には、生徒の大多数が日本人・日系人の学校で勉強したし、日本の血を引いている実のいとこも2人いて、彼らは日本に住んでいるんだよ。そして僕の妻は日系人。僕の車も日本車だしね、ははは(笑)!!! 僕の親しい友人たちは日本人だったりもするし!僕の「ALMA」(=魂・精神)は日本人だな!次の目標は日本語をパーフェクトに話す事だな(笑)!

 

Q12: 私はANGRA、エドゥが大好きな主婦です。 私には9歳と13ヶ月の息子がいますが 上の子はライブに行くほどANGRAが大好きです。 下の子もANGRAのCDを聴かせると、おしりを振って踊りだすので、きっと大好きなのだと思います。 こんな小さな子供達がANGRAを好きでライブに行ったりする事を、どう思われますか?

A12: それはクールだな!!! 僕らには1歳のファンまでいるのだね、わぉ!そりゃスゴイな!そうだね、僕からみたら、日本のファンの平均は、ブラジル(13〜20歳)より少し高めかな、だけど、ヨーロッパ(25〜35歳)よりは低いと思うから、日本(18〜25歳)は中間だと思うよ。

 

Q13: Eduと言えば特徴なのが綺麗なロングヘアーですが、髪が短い時期はありましたか 自分もへヴィメタルシンガーを目指していて髪が長いのですが、日本社会ではあまり認められないヘアースタイルです。髪を切ってでもシンガー目指すか悩んでいるのですが、メタルシンガーは髪が長くあるべきだと思いますか?何故Eduは髪を伸ばしているのですか?

A13: 僕は18歳の頃から髪が長くて、2000年に一度だけ短くしたのだけれど、なんだか変な感じだったんだ。長髪は僕の個性の一部だよ。もし君が長髪で居たいのなら、他人の意見に耳をかすことはないよ。自分自身を好きで、ハッピーでいるべきだね。たとえ、他人がそれを好まなくともね。「Fuck Them All !!!」 自分の夢を信じて頑張れ!!!

 

Q14: Andre Matosが特別にANGRAのショーで歌う可能性があると言っていたのを耳にしました。そしてそれが、ANGRA15周年を祝うための特別なことのひとつになるだろうと。本当ですか?既にそういった予定はあるのですか?

A14: 本当ではないよ!彼とANGRAとの間では、一切何もコンタクトを取っていなかったからね。もし彼を呼ぶのであれば、RicardoやLuisなど、他の全てのメンバーも呼ばなくてはならないよ。旧ANGRA時代は、バンドにとって大事なものではあるけれど、今では、それは過去の一部のことだよ。僕らは未来を見据えていて、色々なプランがあるんだ。2001年以来、多くのことをRafael, Aquiles, Kiko, Felipe, そしてEduは共に成し得てきた。加えて、実現させるべき夢や目標も色々あり、僕らはとても一致団結して良い状態にあるよ。一緒に更なる15年間でさえプレイしたいんだ。つまりは、「ANGRAはEdu Falaschi, Kiko Loureiro, Aquiles Priester, Felipe Andreoli そして Rafael Bittencourtだ」ということだよ。

 

Q15: 次の日本ツアーでは、どんなことをしたいですか?

A15: もっと沢山の新しい場所に行ってみたいし、新しい仲間にも出会いたいし、パーフェクトなショーをしたい!100%で歌いたい !僕の本当の日本のファンのみんなに感謝をして、お礼を言いたい!!! I LOVE YOU ALL!!!